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SPX2000
−取扱説明書
パン (CLASSIC バンク )
初期の SPX シリーズを踏襲したエフェクトです。音の定位を周期的に移動させることができます。
このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。
変調信号のコントロール : MOD.FREQ.、DIR.、DEPTH
出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL.
パラメーター詳細
■
基本パラメーター
エフェクトリスト
パン (CLASSIC バンク ) に属するエフェクトとそのパラメーターの初期値は以下のとおりです。
モジュレーションフィルター (PRESET バンク )
フィルターをかける帯域を周期的に動かすことによって、特定の音域でうねりを作り出すエフェクトです。
このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。
変調信号のコントロール : FREQ.、DEPTH、PHASE
フィルターのコントロール : TYPE、OFFSET、RESO.
テンポ同期に関するコントロール : SYNC、NOTE、TEMPO
出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL.
パラメーター詳細
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基本パラメーター
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FINE パラメーター
パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明
MOD. FRQ 0.1 ∼ 40.0 Hz 変調 ( 定位の移動 ) の速さです。この値を大きくするほど定位の移動が速くなります。
DIR. L-->R, L<--R, L<->R
定位の移動方向です。LR を往復することもできますし、LからRに移動し到達すると L に戻る ( 飛ぶ )、
あるいはその逆といった設定ができます。
DEPTH 0 ∼ 100% 変調の深さです。値を大きくするほど LR 間の移動幅が深くなります。
OUT LVL 0 ∼ 100%
原音とエフェクト音をミックスした後の出力レベルです。出力を絞りたいときは値を小さくします。
0% で出力されなくなります。
MIX BAL. 0 ∼ 100%
原音とエフェクト音のバランスです。この値を 0% にすると原音のみ、100% にするとエフェクト音の
みが出力されます。
No
. エフェクト名 MOD. FRQ DIR. DEPTH OUT LVL MIX BAL.
25
PAN 0.7 Hz L-->R 75% 100% 100%
パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明
FREQ. 0.05 ∼ 40.00 Hz 変調 ( うねり ) の速さです。この値を大きくするほどうねりが短い周期で繰り返されます。
DEPTH 0 ∼ 100% 変調の深さです。値を大きくするほど変調の効果が深くなります。
PHASE 0.00 ∼ 354.38 dg L チャンネルと R チャンネルの変調信号の位相差です。音の広がり感をコントロールできます。
TYPE LPF, HPF, BPF
フィルターのタイプです。LPF ( ローパスフィルター)、HPF ( ハイパスフィルター)、BPF ( バンドパス
フィルター) の中から選択します。
OFFSET 0 ∼ 100
フィルターの周波数のオフセット値です。値を大きくすると周波数は高域側に移動し、小さくすると
低域側に移動します。この値を中心にフィルターの周波数が変化します。変化の早さは FREQ. に、変
化の幅は DEPTH に依存します。
RESO. 0 ∼ 20 レゾナンスです。値を大きくするほどフィルターの周波数曲線が鋭くなります。
パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明
MIX BAL. 0 ∼ 100%
原音とエフェクト音のバランスです。この値を 0% にすると原音のみ、100% にするとエフェクト音の
みが出力されます。
OUT LVL 0 ∼ 100%
エフェクト音の出力レベルです。出力を絞りたいときは値を小さくします。0% で出力されなくなります。
SYNC ON, OFF
テンポ同期の ON/OFF です。ON にすると「TEMPO SOURCE」機能 (23 ページ ) で設定されたテンポ
同期のソースと変調の速さが同期します。NOTE の値がテンポに同期して設定されます。
NOTE
*a
*a.
テンポ同期用のパラメーターです。SYNC が O N のとき、この値と TEMPO を元に FREQ. の値が設定
されます。SYNC が O FF のときはこの値は無視されます。
TEMPO 25 ∼300
テンポ同期用のパラメーターです。SYNC が O N のとき、この値と NOTE を元に FREQ. の値が設定
されます。SYNC が O FF のときはこの値は無視されます。
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