Yamaha PLG150-AN Owner's Manual Page 16

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AN音源のしくみ
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4. AN源のVCF フィルターにより音色を加工する/
音色の時間的な変化をつける
VCF部は、音の3要素のうち主に音色を決定します。
アナログシンセサイザーにおけるVCF部は、VCOとともに音作りには欠かすことのできない重要
なユニットです。
(1)Cutoff(カットオフ周波数)とResonance(レゾナンス)
VCO部で生み出される豊かな倍音の量を調節したり、ある特定の周波数帯域を通過/遮断したりす
るために、VCF部でフィルターのタイプを選択し、カットオフ周波数を設定します。AN音源のフィ
ルターはデジタル制御によって作り出されていますが、元はといえばアナログシンセサイザー
フィルターの効果を研究し開発したものです。聴感上、音が全く聴こえなくなるくらい非常に低い
カットオフ周波数から、VCO波形を全く遮断しない高いカットオフ周波数までの広い変化幅を持っ
ています。
また、ットオフ周波数近辺を強調するためのレゾナンスを高く設定したときも、障りな感じが
なく、あたかもアナログシンセサイザーのフィルターの様に発振(定のピッチを自己発振)します。
(2)FEG(フィルターエンベロープジェネレーター)
鍵盤のノートオン/オフに合わせて、フィルターのカッ
トオフ周波数(縦軸)を右の概念図のようにコントロール
します。
特に、ットオフ周波数をやや低めに、ゾナンスを高
めに設定した音にFEGをかけると、わゆる「レゾナン
スの効いた(クセのある)アナログシンセサイザーのベー
ス音色」などを作ることができます。
また6でも述べているように、AN音源ではFEGをフィ
ルターのカットオフ周波数以外のコントロールにも使用
できるので、より多彩な音作りが可能となります。
5. AN源のVCA 量を調節する/音量の時間的変化をつける
VCA部は、音の3大要素のうち主に音量を決定します。
AN音源が出力する音量を調節するだけでなく、AEGを使用してさまざまな音色を作り出します。
(1)AEG( アンプリチュードエンベロープジェネレーター )
鍵盤のノートオン/オフに合わせて、音量(縦軸)を上の概念図のようにコントロールします。
キーオン キーオフ
Attack ReleaseDecay
時間
レベル
Sustain
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